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ドレスレンタルの新しいカタチ

彼の専属スタイリストは私。 「服なんか買ってあげればいいじゃないですか」居酒屋で彼の服のセンスを向上させたいと漏らすと、スタイリストの友だちは迷うことなくこういった。「それではヒモ男になってしまう」と反論すると、彼女は人指し指を横に振りながら自分の経験をもとに指南してくれた。

 まず誕生日や二人の記念日など、なにかしら理由づけのできる日を狙う。 こういう日であれば、素直にプレゼントとして洋服を受け取ることができる。 これで免疫をつけておけば、その後洋服をもらうことに対し抵抗がなくなるというのだ。

年下男は年上女から「なにかを買ってもらう」ことに拒否反応を示すこともある。
その多くは彼の意思を無視して、ただ自分の好みを押しつけるからだ。 ワードローブを変えるといっても彼はペットではなく、れっきとした成人男性。 男の自尊心を傷つけないよう、彼の好きな色を取り入れるなど、どこかしら「彼テイスト」を残してあげよう。  以後、海外出張が多い私は「お土産」と称して彼の服をよく買ってきた。> 最初はホストにプレゼントする年増女のようで、私自身に抵抗があった。 だがよくよく考えると、借金までして高価なブランドものを買っているわけではない。
彼にプレゼントしたのは、数千円からせいぜい1万円程度の普段着だけだ。 そう思ったとたん、気楽になった。

今では別段理由がなくとも、目についたものがあると買うようにしている。 彼はとくにおしゃれに無頓着ということもあるが、私が買ったものをひとことの文句もいわずに着てくれている。
 だがこの方法は、独自のファッション観を持つ年下男には無意味。 その場合は、根気よく時間をかけて改革していくほか道はない。
 それでも変わらなかったら? そんな年下男はやめるべし。 ガンコな男は苦労するだけなんだから。

「お二人は理想的な夫婦のスタイルですね」先日、女性向けWebサイトのインタビューを受けた時、若い女性記者にこういわれた。 私は「いやあ」と思わず赤面してしまった。
ネコの額ほどの家は、まだ30年以上ローンが残っているし、車は軽自動車、買いものは近所の商店街と、いたって庶民的な生活をしているからだ。 以前テレビ番組で私のライフスタイルをドキュメントしたことがあったが、ディレクターから「庶民的すぎて画にならない」といわれたほどだ。


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